『
秘密 OST』から生まれたもう一つの秘密は、視聴者にある。そのまま気付かれずに通り過ぎることもできた制作陣のセンスも、視聴者によって発見され、話題が話題を呼んだのだ。
“チョ・テグン内科”の看板は、制作陣と視聴者が作り出した代表的ヒット商品だ。チソンがファン・ジョンウムに会うバス停で姿を現した“チョ・テグン内科”の看板は、制作陣がチョ・ミニョクとチソンの本名クァク・テグンを合わせて作った合成語。放送後、ネットユーザーらの反応は大きく、リアルタイム検索語にランクインするほど熱い関心を集めた。
この他にも、チソンの涙と笑いを同時に見せるリアルな演技をはじめ、チョトーカー5、ファン・ジョンウムの使用説明書、アン・ドフンを呼ぶ時の罵り交じりの呼び方など、ドラマの中の全てにおいて話題が話題を呼び、視聴者をブラウン管前から離そうとしなかった。
制作陣が作り出し、俳優らがそれを演じこなし、視聴者によって再発見される、所謂“興行3拍子”がピッタリと合い、『
秘密 OST』シンドロームを引っ張っていった。
残るは最終回のみとなった今、『秘密』が果たしてどのような結末を迎えるのか、また視聴者はどんな反応を示すのか、その成り行きに注目が集まっている。